後輩からチケットを頂いたので、時間の合間を縫って干渉してきた。
ちなみに僕は、ぜんっぜんクラシックについて知識が無い。びっくりするぐらい、無い。周りが呆れるぐらいにない。そんな素人がいきなりクラシックのコンサートに行ったらどうなるのか。
あ、そういえば高校のときに半年だけ音楽の授業でバイオリン習った。それだけか。サウンドオブミュージックを強制的に見せられ(しかも授業時間内だけなので尻切れトンボで終了)、頑張ったにも関わらず「オケ部」に入部していないという理由だけで成績は3。ふざけんな。
で。
聞いたのはこんな感じ。
- 歌劇「 ヘンゼルとグレーテル」序曲
- 高校曲 第9番 ニ短調 作品No125「合唱付」
第一楽章 アレグロ・マ・(ry
第二楽章(ry
第三楽章(ry
第四楽章(ry
第9が年末年始日本中で流れるのは知ってたけど、超有名なサビをふらっと聞いたことしかなかった。本当にその程度の知識でコンサートへ。
「本日の第九は、(楽譜が新版なので)皆様ご存知の第九とは少々異なるかもしれません」
いや、普通を知らないか僕は大丈夫だ。
肝心の演奏が始まった。ここから先は超ド素人の意見なので、「わかってない!」とかいうコメントは勘弁してください。本当にわかっていないので。
結構後ろの席で聞いたせいか、よく言えば音が一塊になっていた。悪く言えば、CDから鳴らしたオーケストラを適正音量で家で聴くとこれぐらいの音量なんだろうなあというのが率直な感想。
「圧倒される迫力」を期待していたんだが、ちょっと肩透かしを食らった。
「歌劇 ヘンゼルと(ry」は、さらっと聞けた。あんまり記憶に無い。
第九の第一楽章。うとうと。すまぬ。
第二楽章。ミンティアパワーで復活。
が、「ここでクラッシュシンバルだろう!」と何回も思うも、一回も鳴らされることはなく終了。非常に悶々と終わる。そりゃそうだ、僕は何も知らないんだから何を思っても意味が無いのはわかっているけど、ここで慣らせば盛り上がるのになー!とやっぱ思ってしまう。曲作りをする人の性か。
第三楽章。ここでふと、「僕はもしかしてクラシックにリズムを求めすぎているんじゃないか?」と疑問がよぎる。クラブミュージックが好きだし、何よりリズムが好きな僕なので、どうしたって求めてしまう。今だってアジカンの「アフターダーク」をヘビロテ中(なんでもっと早く買わなかったんだ俺のバカ)。
でもよーく聞いていると、逆に「これ、リズム当てはめる方が難しいよなー・・・」 → 思考をチェンジ、聞き方を、視点を、感じ方をシフト。音楽を聴くのではなく、風景を眺めるような感覚にしてみた。
するとどうだろう、第三楽章のゆったりとしたイメージは、(僕の勝手な解釈だけど)なんとなーく春の小川とか草原とか、北海道の大草原の中でビール飲んでるような、なんというか「春の景色」に変わった。感覚的には絵画を「聞いている」感じ。おー。おー。おー。これはこれで、面白い。
第四楽章。超有名なフレーズが低音弦で鳴り響く。やっぱり低音弦はかっこいい。ゴリゴリした感じがたまらん。で、途中でソリストが登場。おおお、ここにきて歌うのか・・・声、でかっ!すげー!
・・・・・・が、が、が、招待されておいて苦言を呈するのは非常に嫌なのだが、音楽に関して嘘はつきたくない+差し入れ入れといたので言わせて貰うが、ソリスト4人が同時に歌うところは「あれー?」だった。いやいやクラシック超素人の意見なので全くご参考にならないと思うことは十分承知している、が、なーんだかちぐはぐだった。
僕のフィールドで強引に話を持っていくと、「ミックスバランス悪かった」。
第四楽章自体は「すげー」と思ったけど、そのソリストの部分でだいぶ「うーん」と思ってしまったのは事実だ。残念ながら。席が悪かったせいも絶対にあると思う。でも、景色は見えなかった。
これが僕のクラシックのありのままの感想。異論反論がたーくさんあるだろうし、「ataraiはクラシックをもう少し勉強した方がいい」とまで言われた。でも、音楽って勉強するものなのかなーと思う。興味を持ち、少しでもその音楽のバックグラウンドを知りたくなるから勉強するのであり、勉強が先に来るのは何かが違う気がする。
でもクラシックを否定する気は全く無い。この世の中に音楽は沢山あるのはいい事だと思うし、それぞれに素晴らしいところがあり、全てのクリエイターはリスペクトされるべきだ。ただ、それぞれの感じ方の違いってだけであり、あくまで主観でしか感想は語れないんだよね。
家に帰って坂本龍一のオーケストラのCDを聞いた。
「これをあのホールで大音量で聞きたいな」
と思ったけど、一生叶わないと言われた。どうやらこれはクラシックじゃないらしいから、オーケストラでは演奏されないそうだ。え、なんで?編成、同じなんでしょ?
人に言わせると、僕の音楽の聴き方は「無茶苦茶」以外の何者でもないらしい。第九を聞いた後、アジカンのアフターダークと、エクサマキナのサントラを同時に買った。昼過ぎにはHybridのFinished Symphonyを聞いてた、さっき帰りには「ばらの花」を聞いて帰った。で、28日にはテクノ/ハードハウスのイベントに出る。
僕から見たら、全ての音楽は同じ土俵にいるんだけど、世の中は僕にとっては都合よく出来ていないらしい。
なんだかなあ。